少し前、酔っただんな様にこう怒られた
誤らない…
「おまえはいつも俺に謝るけど、謝られた俺はどうすればいいんだ。謝られる身にもなってみろ!」
なるほど、奥が深い。 謝るというのは誠意の表れの反面、謝る側の自慰行為なのだ。 言ってるそばから謝って また怒られちゃったり。
少し違うがニュースキャスターも原稿読んでいる途中で、間違えたりつっかえても謝らない。謝った部分も原稿の一部と誤解されないためだ。
月曜日 出勤の支度をしていると おなじみの着信音。 「メールじゃぞ」
遅刻ギリギリの朝は 優先順位はかなり低いが 胸騒ぎがした。 「つぶやき間違ってます。獄きみではなく獄きびです。訂正してください」 …おかしい、ちゃんと調べたはずだ。 伝票にもきみになっている。 しかし次の 訂正してください は、気になる。 いつもはそんなこと言わない。よほど自信あるんだ
今回はこちらも自信がある。なんせ物証もあるんだ。私は腹に決めた。
謝らない 謝らない だって誤ってないもの 謝らない…
うーん、 「あ、もしもし。た〓のさん?一カ所つぶやきの訂正お願いしてもいいですか?」 結局十分遅刻した。
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