京都は暑い。 歩いてるとクラクラする。 サウナに入ってるみたいで 何度来ても慣れしまへんのどす。 夏の暑さ、冬の寒さ。 時代劇の仕事で、撮影所に来ようもんなら かつらの下は滝のように汗が流れ、岡に上がった河童となり 早く終わって 生ビールを・・・となる。
今回の京都はドキュメンタリーの撮影。 それも昨日で終わってプライベート・タイム。 だがこの暑さでタクシーで移動するか という軟弱な精神になる。
タクシーで今回、面白い話を仕入れた。
その1 着物を着た客は 男女を問わず 料金が10パーセント引き。 浴衣、作務衣でも良し。
その2 三つ葉マークのヤサカ・タクシーには 1200台の車があり その内4台は四つ葉マークで、それに乗れると幸運がもたらされる。 確率ひくいね。
その3 各タクシー会社に数台、花嫁のツノカクシが天井につっかえるのを防ぐために、後部座席上部が開くようになってる車がある。 これ、東京ではお目にかかったことないなぁ。
さて京都とくれば京料理。なんだけど 正直いって あの薄味が・・・。濃すぎるのも嫌ですけど。
素材の旨味を大切にしてますんのどっせぇ。と言われても 何品か食べて なんかおんなじような味だな、と やや飽きるんだい。
うどんは好きです。かならず食べます。 カレー南蛮が二種類あるのにおどろいた。 肉のカレー南蛮と油揚げのカレー南蛮。お揚げのはお奨めです。
たぬきを注文すると、あんかけのきつねうどんが出てきます。
けいらんは、あんかけの卵とじ。 京都の食文化にあんかけは欠かせない、と鋭く考察する。 葛、高いもんね。 葛あん仕立てで 高級感を・・・というわけだろうか?
などと考えながら、くそ暑い京都で俺は はふはふ言いながら のっぺいうどんをずるずるとすすり込むのであった。
※写真は三条通御幸町のお店で買ったアロハ(西陣織り)。
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Date: 2006/06/30(金)
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